Google アナリティクスを利用したTwitterの効果測定の設定方法は?

Webサイトのアクセス解析に使われるGoogle アナリティクスを、Twitterでも活用する際の解説です。

Google アナリティクスでTwitterの効果を検証する方法は2つあります。1つ目はTwitterに投稿するたびにURLを生成し計測する方法。そして2つ目はソーシャルメディア分析機能を利用して確認する方法です。

まずはURLを用いた方法についてお伝えします。

URLにパラメータをつけて確認する方法

TwitterでURLをつぶやく際にはツールを使用してパラメータ付きのURLを生成し、そのURLを投稿することで、ツイートからサイトに流入したユーザーを調べることができます。

設定方法

まずTwitterでつぶやくURLにGAで解析するためのパラメータをCampaign URL Builderを用いて設定します。
おすすめのパラメータは、“?utm_source=tw_{YYMMDD}&utm_medium=twitter”({YYMMDD}には日付を入れます)です。
投稿時には、生成されたURLをbitly.comで短縮し、ツイートします。

閲覧方法

Google アナリティクスを利用したTwitterの効果測定の閲覧方法は次のとおりです。
Google アナリティクスの左メニューの「集客」から、「すべてのトラフィック」を選択します。
出力された線グラフの下にサイトにアクセスした参照元メディアの一覧が表示されます。表の右上にある検索窓に、設定したキャンペーンのソース(例:tw_)で絞り込めば、Twitter経由の流入のみが表示されます。ユーザーがランディングしたページを確認する際は「セカンダリディメンション」で「ランディングページ」を選択することでより詳細な分析ができます。

なお、Twitterは外部サイトにあたる上、TwitterアカウントのページにJSをリンクさせることができないため、「TwitterアカウントのページのPVをGoogle アナリティクスで見たい」などのような利用はできません。
その都合上、Google アナリティクスをTwitterの解析に利用する用途としては「ツイートに含めたURLのコンバージョンの解析」になります。

「ソーシャル」で確認する方法

Googleアナリティクスを活用したTwitter含めSNSの解析は、「集客」>「ソーシャル」を選択することで可能になります。以下では「ソーシャル」に備わっている各機能について紹介します。

概要

SNSからの訪問が、すぐコンバージョンにつながったか、それとも間接的にコンバージョンにつながったのか(アシストコンバージョン)を確認できます。これにより、SNSがビジネスにどのくらい貢献しているか、より実際に近い形で把握できるようになります。

参照元ソーシャルネットワーク

SNS経由で最終的なアクションにつながったコンバージョンの数(終点コンバージョン)とSNS経由のアシストコンバージョンの数が、サイト全体のコンバージョン数との対比によって、ひと目でわかります。

ランディングページ

SNS経由の訪問が、サイト全体の訪問との対比でグラフ化されています。これにより、一日当たりのSNS経由の訪問が多い日などを直感的に理解することが可能です。

コンバージョン

アシストコンバージョンを終点コンバージョンで割った、SNS別のアシストコンバージョンの度合いを確認することができます。この度合いの大きさで、各SNSが自社サイトにおいてどのような役割を果たしているかわかります。

プラグイン

サイト内に設置している「いいねボタン」や「シェアボタン」など、SNS関連のボタンの測定が可能です。加えて、ボタンを押した人とそうでない人との行動比較もできます。