Twitter公式マーク(認証バッチ)の申請方法を紹介

Twitterのアカウント名の横に燦然と輝く青いチェックマーク。この公式マーク(認証バッチ、ブルーバッチ)は、Twitterからそのアカウントが公式のものだと認められると付与されます。今回は、Twitter公式マークの概要、メリット、取得、申請方法について紹介します。

Twitter公式マーク(認証バッチ)とは?

Twitter公式マーク(認証バッチ、ブルーバッチ)は、著名人や企業、政府機関・自治体、キャラクター、エンターテインメント(映画、TV番組、ゲームなど)のアカウントなど、世間の興味関心を集めるアカウントが本物であることを示すものです。

Twitterに申請して、アカウントが信頼できるものと認められると、公式マークが付与されます。公式マークがついているアカウントは「認証済みアカウント」と呼ばれます。

一時的に申請受付が停止されていましたが、2021年5月から再開しています。

認証済みアカウントになるメリット

公式マークのついた認証済みアカウントになることで、次のようなメリットがあります。

信頼性の確保/なりすまし予防

他のユーザーがアカウントを検索したときに、公式マークがついていれば、本物のアカウントだとわかり信頼してフォローできます。

Twitterの検索結果に他のなりすましアカウントと並んで表示されても、公式マークがついていればどちらが本物か一目瞭然になるので、ユーザーは安心してフォローできます。

フォロー制限の拡張

一般のアカウントでは、1日にフォローできるアカウント数は、最大400件までという制限があります。認証済みアカウントは、1日に最大1000アカウントまでフォローできます。

公式マークの取得条件

公式マークは誰でも取得できるわけではありません。以下の条件を満たすアカウントは、Twitterに申請して審査を受け、認められれば公式マークが付与されます。

信頼性 (本物であることの証明)

本物が運用しているアカウントであることを証明するために、裏付ける情報を提供する必要があります。次のいずれかの方法で、信頼性を証明できます。

公式ウェブサイト

自分(または自分が所属する組織)と自分のTwitterアカウントについて言及している公式ウェブサイトのリンクを送ります。

本人確認

運転免許証やパスポートなど、公的機関が発行した写真付き身分証明書を提示します。

公式メールアドレス

選択した著名性のカテゴリに関連するドメインを含む公式メールアドレスを示します。

著名性

公式アカウントとして認定されるには、高い著名性のある人物、会社、ブランド、作品、キャラクターなどである必要があります。以下のようなものが該当します。

  • 企業、ブランド、組織
  • 報道機関、ジャーナリスト
  • エンターテインメント
  • スポーツとゲーム
  • 活動家、主催者、その他の有識者

また次の条件のA、Bそれぞれいずれか一つ以上満たしている必要があります。

A(Twitter内)
  • フォロワー数が、当該アカウントの地域におけるアクティブアカウントの上位0.05%以内に入る
  • @ツイートやフォロワー数の増加率などの内部指標に基づいた、当該アカウントに関する会話量が、そのアカウントの地域におけるアクティブアカウントの上位0.05%以内に入る
B(Twitter外)
  • Googleトレンドにおける、最近の検索アクティビティを根拠とした注目度
  • 信頼できるWikipedia記事がある
  • 応募から6ヶ月以内に、報道機関に3件以上取り上げられている
  • 既知の支援活動に関連する公式ウェブサイトにおいて、指導的立場を示すものとして、当該アカウントか、または当該アカウント所有者の名前が言及

アクティブな運用とルールの順守

アカウントがアクティブにTwitterを利用しており、Twitterルールを順守している実績が必要です。

情報の完全性

プロフィールの名前とプロフィール画像を表示している必要があります。

アクティブな利用

当該アカウントには過去6か月以内にログインしている必要があります。

セキュリティ

認証対象のアカウントには、確認済みのメールアドレスか、または電話番号が登録されている必要があります。

Twitterルール

過去6か月以内に、Twitterルールへの違反により、アカウントが12時間または7日間ロックされた措置を受けていた場合、認証の対象外となります(異議申し立てが認められた場合を除く)。

公式マーク(認証バッチ)の申請手順

公式マークは、次のような手順で申請できます。

公式マーク/認証バッチ取得の手順

クリックで拡大します

  1. 「もっと見る」→「設定とプライバシー」
  2. 「アカウント」→「アカウント情報」
  3. 「認証済み」→「認証リクエスト」

このあと表示される画面にしたがって、認証リクエストを送ります。申請時に求められる情報は、アカウントのカテゴリーによって異なります。

申請後の流れ

申請後1~4週間以内に、認証された場合でもされなかった場合でも、申請結果がメールで通知されます。

申請が承認された場合は、自動的に認証バッチがプロフィールに表示されます。申請が却下され、Twitterに誤りがあると考えられる場合、審査結果受領後に30日経過してから再度申請してください。

公式マークが外れる⁉運用時の注意点

一度、公式マークを取得した場合でも、次のような場合非表示になることがあります。

  • 運用されていないアカウント
  • 以下の情報に不備のあるアカウント
    ー認証済みのメールアドレスまたは電話番号
    ープロフィール画像
    ー表示名
  • アカウントがアカウント名(ユーザー名)を変更した場合
  • アカウントの保有者が、既に認証時の立場にない場合や、その立場から離れたことにより、認証の条件を満たさなくなった場合
  • Twitterルールに違反している場合

企業アカウントでよくある失敗例が、アカウント名(ユーザー名、@アカウント名の部分)の変更です。

企業名の変更、組織の変更などにあわせてアカウント名を変更すると認証バッチが外れるので注意してください。プロフィールの表示名やプロフィール画像は変更可能です。

実際に、企業アカウントでも認証バッジが消えてしまった例があります。認証済みアカウントになった後は、アカウント名の変更は行わないようにしてください。

事例:バンダイナムコアミューズメント公式アカウント

社名変更に伴い、ナムコ公式アカウント「@namco_jp」から、バンダイナムコアミューズメント公式アカウント「@bnam_jp」に変更したため、認証バッジが消えてしまいました。(午前1:29 · 2018年4月1日)

なんとか2年後には認証バッジが戻ってきたそうです。(午後3:53 · 2020年10月15日)

認証済みアカウントでつぶやきデスクを利用するメリット

Twitterクライアントのつぶやきデスクは、様々な便利な機能がありますが、認証済みアカウントならではのメリットがあります。

それは複数ユーザーへのDM一斉配信の制限が緩和されることです。キャンペーンの当落通知などで、ユーザーにDMの一斉配信をすることがあります。

つぶやきデスクでは、送信相手、送信内容をCSVに登録して設定すると、自動的に送信されます。このとき一般アカウントの場合は、10分間あたり

2通ペースでの送信となりますが、認証済みアカウントの場合は、1分間あたり 15通のペースで送信できます。